【JGC修行】スカイメイトで行くHAC10レグ/day
注意点
この記事は2021年夏ダイヤを基にした記事です。記事執筆時の2021年冬ダイヤでは一部時刻が変更になっており、再現性が保証できません。最新の時刻表・運航状況を確認のうえ、自己責任にて参考にしてください。
この記事はJGC修行記の独立記事です。 >>親記事はこちら
元々は修行記の記事にまとめようと思ってましたが、結構分量があったのと、HAC10レグの知見として個別記事にしました。
1.HAC10レグとは?
JALの上級会員資格であるJGCを取得する方法には、回数修行とFOP修行の2つがあります。このうち回数修行では50回搭乗する必要がありますが、2万も3万もするような区間を50回飛んでいたら、予算が100万円あっても到底足りません。しかしHACのスカイメイト[1]JALの12-26歳限定運賃なら5,100円・6,600円・7,650円で1フライトできるので、FOPのことさえ考えなければ25万円少々で解脱できます。
また、HACの函館~奥尻便は先得割引で4,900円まで下がります。これらの路線を活用することで、回単価を安く抑えていくのが大学生のJGC修行のポイントになるかと思います。JGC修行全体については別記事に記録したので、こちらをご覧ください
2.行程表
2021年冬ダイヤ当時の行程はこんな感じでした。長らく概ね同時刻だったようですが、丘珠~奥尻直行便の都合か変更になりつつあるようです。参考程度に留めてください。
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3.実行
夏休みに入り、時間的な余裕もできてきたので念願のHAC10レグ/dayをすることにしました。渡道にあたっては、中部~新千歳で普通に飛んでもつまらないので、フジドリームエアラインズが夏季限定で運航している静岡~丘珠便を使用しました。
初日:8/16(月)
豊橋からひかり630号で浜松、浜松からHL静岡4号と乗り継いで、7:21掛川着。そこから7:50の静岡空港行シャトルバスを利用しました。
静岡空港の利用促進を目的にしているのか知りませんが、フジドリームエアラインズは掛川駅から無料シャトルバス を運行しています。JAL便名で予約していても大丈夫とのことだったので、掛川からはそれを利用しました。
ちなみに静岡空港はこんな感じの雰囲気です。三菱・東急系が運営しているので、所々空港らしからぬ雰囲気の良さがありました。もちろん空港特有の空気もあれはあれで好きですけどね。
https://twitter.com/jetpack/status/1427055146077282311
いつものシャトレーゼ&温かい静岡茶コンボです。隣が空席なら、ベルトで固定したうえで荷物を置いていいとCAさんが教えてくれました。上の棚に荷物を収納するのは面倒ですし、前の座席の下に入れると足を伸ばしにくなるので、以降の修行の参考になりました。やっぱFDA大好きです。
https://twitter.com/jetpack/status/1427102506098647043
丘珠到着後は10レグパターン後半のJL2865-JL2864-JL2755-JL2754をする予定でした。が、まさかの当日欠航。調べたところ、函館・釧路の順番を入れ替えても大丈夫だったので、JL2749-JL2748-JL2869-JL2868で飛行しました。
https://twitter.com/jetpack/status/1427228126770122753
本番:8/17(火)
翌8/17が10レグの本番です。宿[2]コンフォートホテル札幌すすきのにしました。開業3年なのでめちゃくちゃ綺麗だった 。のテークアウト朝食が6:30配給開始という都合もあって、7:00ごろ丘珠空港に着きました。栄町駅からの空港連絡バスを待っていては人が増えると踏み、栄町駅からはタクシーでした。その甲斐もあってかまだ人も少なく、心置きなく1日分の丘珠発4便(JL2741, JL2745, JL2865, JL2755)を予約できました。
実際に直後の連絡バスではそこそこ大勢の客が降りてきました。窓口でスカイメイトを購入している集団もそれなりにいたので、ここでタクシーで先行したのはとてもいい選択だったんじゃないかと思います。満席になったらそこで旅程崩壊というのはなかなか怖いものなので、できる予防線は張っておきたいものです。
JL2741で函館到着後は折り返しJL2740まで30分しかありませんが、自動チェックイン機にダッシュして、函館発3便(JL2740, JL2746, JL2754)を急いで確保しました。2度目の函館からの奥尻便は先得割引で4,900円だったので、スカイメイトは利用しませんでした。
https://twitter.com/jetpack/status/1427463108394586121
奥尻から先の予約は函館・丘珠で確保済なので、めちゃくちゃ長いレシートが出ます。大体の空港は羽田直行便があるので、まともに移動しようとして3区間乗継になる区間なんて地方対離島のほかはここくらいしかないんじゃないですかね。まあここも地方対離島ですけどw
https://twitter.com/jetpack/status/1427466755656486920
奥尻から丘珠に戻って6区間ですが、どうもこのJL2741-JL2740-JL2745-JL2891-JL2890-JL2746が客室乗務員の乗務行路だったみたいです。丘珠空港で降機時にメッセージカードを渡されました。こういう温かさも小さなHACならでは?
https://twitter.com/jetpack/status/1427496594996269056
一日を通してMCTギリギリの乗り継ぎを強いられるHAC10レグ/dayですが、奥尻から戻った後の丘珠では45分も!乗り継ぎ時間があります。ここで昼食を食べるといいかと思います。自分は函館空港で購入したサンドイッチでしたが、丘珠空港の売店でパン等購入してもいいんじゃないかと思います。時間さえあれば丘珠空港の食堂でカレーを食べたいところですが 😥
https://twitter.com/jetpack/status/1427496927101259779
JL2865で釧路まで飛んで、折り返しJL2864です。各空港発訪問時に当日のすべてのスカイメイトを予約していましたが、釧路空港にはこれがその日初飛来になるのでなかなかドキドキする瞬間です。無事スカイメイトのチケットをGetしました。
釧路から丘珠に戻ってからはJL2755-JL2754とウイニングフライトです。日没前で夕日が美しかったです。
https://twitter.com/jetpack/status/1427573406673739779
HAC10レグ/dayのまとめツイみたいなやつです。一日中飛び回っていたので疲労困憊でした。
https://twitter.com/jetpack/status/1427615115319267330
HACは機内で飴ちゃんとメッセージカードを貰えます。お茶のサービスは混雑時には行われないので、奥尻便以外では受けられませんでした。
https://twitter.com/jetpack/status/1427657468654493697
帰宅:8/18(水)
当時は水曜日の夕方からバイトがあったので、水曜の昼便で帰宅しました。B737の更新座席だったので、充電端子が充実していました。
https://twitter.com/jetpack/status/1427804734082019334
小ネタです。中部国際空港ではJTB・トラベルプラザでクレジットカードを使用して乗車券類を購入できます。ただしJTBの船車券は強制回収です。
https://twitter.com/jetpack/status/1427838836093034505
小ネタ2。ミュースカイの終着駅座席回転です。ちょっと早く乗車すると見られます。
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— m-Tech@おでかけ垢◆(51/50) (@mykz_t) August 18, 2021
4.まとめ・知見
今後HAC10レグ/dayで修行をする方に向けて、自分の思ったことをメモしておきます。
- 朝食・昼食はいつ食べる?
- 夕食は良いですが、朝7時から休む暇なく飛び続ける日程になります。特に昼食の時間は皆無です。函館空港・丘珠空港の売店で買った軽食を、乗継時間なり機内なり時間を見つけて食べるといいんじゃないかと思います。
- 満席時のことを予め想定しておく
- 今回の行程の例でいうと、釧路からの帰り便が直前にならないと発券できないので帰宅困難リスクでした。釧路便は大丈夫でしたが、函館便では満席になっている便もありました。スカイメイトは当日にならないと購入できないので、とにかく早く空港に行くこと、復路便の空席が怪しいときはどこまで攻めるか(どこでギブアップするか)を決めておいた方が、精神衛生上いいかと思います。
- 10レグ/dayこそしませんでしたが、実は9月にも同行程で回数を稼いでいました。緊急事態宣言後半ということもあって人流はかなり復活していました。この時は絶対に落とせない便(奥尻リレーの往復函館便)をタイムセール価格で抑えた状態で挑戦しました。予想通り奥尻リレー丘珠~函館便の往路が満席になっており、もし先得を抑えていなければ……とゾッとしました。単価は高くなりますが、絶対に落とせない復路便なんかは事前に抑えておいてもいいかもしれません。
- 各空港は一度下見すべし
- 函館空港は、到着口~自動チェックイン機~搭乗口の動線が最悪です(普通の人は折り返さないので当たり前だけど)。特に自動チェックイン機はANAカウンターの奥になるためめちゃくちゃ遠いです。ただでさえ乗継時間30分=手続き時間10分しかないところ、駐機場混雑やドアオープンが遅くて乗継時間25分なんてこともザラにありました。慣れれば大丈夫です。一度は下見しましょう。
- 丘珠空港のアクセスは想像以上に悪い!
- 丘珠空港は都市部にあり、一見アクセスも良く感じられますが、札駅から行く場合でも意外と時間がかかります。特に快速エアポートはよく遅延しますし、バスの定時性は信用できないので、本土~新千歳から乗り継いで当日に修行を開始するにはある程度の余裕は見たほうがいいと思います。行程に余裕があるなら、羽田~函館~丘珠・羽田~釧路~丘珠のような乗り継ぎもありだと思います。
- 荷物は極力少なく
- HACの機材はとにかく荷物スペースのキャパがないです。機材にもよりますが、6割程度の搭乗率で頭上の荷物スペースが選り好みできなくなります。万一後方に荷物を回されたら降機に時間がかかり、折り返しに失敗しかねません。とにかく荷物量は少なくしたほうがいいと思います。
5.おまけ
“丘珠空港でしか摂取できない栄養素” 下手な写真ですが、200万都市札幌丘珠飛行場の新千歳空港とは異なった雰囲気を感じていただけたら……
References
↑1 | JALの12-26歳限定運賃 |
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↑2 | コンフォートホテル札幌すすきのにしました。開業3年なのでめちゃくちゃ綺麗だった 。 |